自己を厳しく律して個性を最大限に伸ばす

鹿児島第一高等学校は、今年で開校36周年を迎える新しい感覚を持った学校です。建学の精神である「個性の進展による人生練磨」の言葉のもと、生徒ひとりひとりが伸び伸びと個性を最大限に伸ばすことに重点を置いています。

生徒は心身ともに健康であらねばならないとの観点に立って、1年次は週2時間、2年次には週1時間、全員参加の武道（空手道）の授業をおこないます。礼によって始まり、礼によって終わる武士道の精神は、発達段階における生徒たちの情緒の安定にも役立ち、本学の教育方針に沿うものであります。

また、志望大学への全員合格を目指す本校は、習熟度別、選択科目別等の編成や教員による添削指導によって、的確かつ着実な授業展開が行われています。

しかし、この学習指導は、単なる受験のための効率のみを意味するのではありません。本校が重視するのは、自国の文化に誇りを持ち、異文化に敬意を抱き、それを尊重するという国際感覚豊かな人間の育成です。

複数のネイティブ・スピーカーを配して生きた英語を学ばせることや、本校の独自活動である「Visual Thinking」、語学研修もそうした目標に根ざすものです。

このように、生徒自らの個性を磨くなかで、先輩たちが築いた伝統を脈々と受け継ぐとともに、21世紀の国際社会に適応する人材の育成を実践しております。